FBO主催の「日本酒・焼酎テイスティングトレーニングセミナー」を受けてきました。①香材を使用した嗅覚トレーニング30種 ②水溶液を使用した味覚トレーニング15種 ③日本酒・焼酎のテイスティングトレーニング 日本酒4種と焼酎4種。お酒に含まれる味や香りを単独で認識しなおすと、幾つかの気付きというか、いつの間にか自分の記憶がズレていた、なんてことに気付かされます。勉強になりました。
特に自分の味覚について、経験豊富な講師と数十人の受講生のなかで気づいた事。
その一:私は「苦味」について、すこし感受性というか味の捉え方が弱いようでした。お酒を飲み干す直前の苦味とかキレを、周囲より弱く感じていた気がします。こちらは、飲み干し方というか、口の中におけるお酒の持っていきかたみたいな工夫と、より注意して感じる意識で、少し軌道修正できそうです。
その二:私は「酸味」について、少なくとも本日受講生や講師の経験よりは、敏感に感じているようです。酸味の種類についても比較的正確に捉えられていた気がします。 ・・・どちらも「気がした」だけかもしれませんが・・・・。
本日の日本酒サンプルは某酒造会社さんから、セミナー用にオリジナルで造って頂いたそうです。FBO・SSIが主導する薫酒・爽酒・醇酒・熟酒の例の四分類について、とても分かりやすく特徴を明確に出したお酒でした。味わいもなかなかです。しかし、市販されない(一般の方が飲むことのない)お酒を味わって僭越ながら評価することには、少々疑問があります。4分類にわけることは、いわゆる「辛口」「甘口」からの脱却として私も大筋合意です。しかしお酒の方を無理矢理4分類に合わせることには、正直、あまり意味を感じませんでした。酒の駅でもセミナーをやるので4分類について、受講者の方々により分かりやすく理解して欲しい気持ちは、判りますが・・・。勿論、正解なども無いとは思います。でも、私は、身の回りのお酒を、先ずは身の回りの人々へ正しく伝えられる、楽しさや美味しさを共有できるような人でありたいと、改めて思いました。これもまた、経験と勉強ですね。貴重な機会に感謝です!!
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